マザークエスト特別授業 「2020年 変わる受験 変わる英語教育」終了しました


開催日:2018年7月1日(日)13:00~16:00

講師:京都造形芸術大学 副学長 本間正人


マザークエストでは、7月1日に京都造形芸術大学 副学長の本間正人氏をお迎えして、
特別授業「2020年 変わる受験 変わる英語教育」を開催しました。

第1部の講演で、本間先生は、「英語教育を英語学習にしたい」とおっしゃられました。
英語だけではないと思いますが、「教わるのではなく、学ぶ」という、受け身ではなく自発的な姿勢で取り組むのが一番大事なのかもしれません。

子どもが英語を身に付けるために、一番大事なことは

英語をキライにしないこと
そのために楽しんで学ぶこと

だそうですよ!

親目線だとついつい「やらなきゃいけないのだから、とにかく単語覚えて!」となりがちですが、確かにそうだなあと思いました。


そして、外国人として英語を話せるようになるためには2000時間あれば十分だそうです。そして、2000時間とは1年間の労働時間と同じくらいだとか。

これは大人も子どもと同じなので、その気になれば1年で話せるようになるということですね!

 

一方で、中学校での英語の授業は、週に4時間の場合、年140時間程度で、中高6年で840時間で、2000時間には遠く及ばないので、家庭で英語に触れる時間を作りましょうということでした。

 

NHK英会話の講師も務められた本間先生のお話は、学習に関する知識をベースとして、どう楽しく学ぶかというヒントが満載で、モヤモヤしていたことがスーッと腑に落ちた感じがします。

 

そして、学習の際には「inputよりoutputが楽しい」し、outputすると定着します。子どもと楽しめるゲームを紹介して下さったので、こちらでもご紹介しますね。

 

1つ目は英単語しりとり。日本語のように最後の文字でのしりとりは難しいので、2文字目を次につなげていくのがやりやすいそうですよ。
(例:apple -> power -> orange -> red ...)

 

2つ目は連想ゲーム。日本語の「白いはうさぎ。うさぎは跳ねる。跳ねるはカエル。」ってやつですね。全部英語ではなく、ハードルを低くして、「whiteといえばrabbit。rabbitといえばjump。jumpといえばfrog。」とすれば、子どもとでもやりやすいですよ。

 

第2部のトークセッションでは、
英語で探究活動を行うイングリッシュスタジオの加藤 千絵さん、
英語を通じて異文化理解や国際交流、自己表現を行うラボパーティーの川上優香さん、
多読多聴を取り入れた英語学習方法を公立小でも実践している明星中学の鬼丸晴美さんをお迎えし、
それぞれのユニークな英語学習法をお話しいただきながら、
「使える英語の身に付け方」について考えました。

 

皆さんのお話に共通していたのは、
「楽しい」から「もっと知りたい」「もっとやりたい」となるようにサポートされているということでした。

 

そして、
・今英語が嫌いだったら無理にやらなくても大丈夫
・大人になって話せるようになりたいと思えば、その時からでも話せるようになる
・正しさにこだわって話せないのはもったいない、文法が間違ってても伝えたいと思えるように、

英語力より発話する勇気や伝える力を小さいうちに育てた方がよい
などのアドバイスをいただきました。

 

我が家の中1の息子は既に英語は苦手と感じているようですが、

それでも焦らなくていいか、と思えましたし、

その上で楽しんで英語に触れる時間を増やしていこうと思いました。

早速2文字しりとりに楽しく取り組んでます!

 

ご参加くださったみなさま、ありがとうございました♪

参加者の方からの感想はまた次回にご紹介しますね。