探究チャンネルVOL.3、河口竜行さんにお話を伺いました

 

教育ジャーナリスト中曽根陽子が、さまざまな立場で教育に関わっているオピニオンリーダーにインタビューする探究チャンネル。やりたいことを見つけて、自分らしく生きていくための探究力の育て方について、これからの教育や子育てについて、ゲストをお迎えしていろいろ伺います。

河口竜行さんをゲストにお迎えした2021年7月24日の第3回のお話の一部をリポートします。

 

中曽根新刊に感想をいただきました

 まず、中曽根陽子の新刊『成功する子はやりたいことを見つけている』の感想をお聞きしたところ、「そうそう、そうですよ、よく書いてくれました!」と言ってくださいました。冒頭の「これからは、教育熱心な家庭の子どもほど伸び悩む。」にも深く共感してくださり、
「普段言いたいけど言いにくいことをバーンと書いてくれて嬉しい」
「次から次へとその通りだと思うことが出てくる」
「私が(保護者向けに)話す内容に、さらに深みと広さを付け加えた本」
「これを読めば大丈夫、くらいに思ってます」
と嬉しいお言葉をたくさんいただきました。現場で子ども達に接する教師の方からの共感は本当に嬉しいです。

 

渋谷教育学園渋谷中学高等学校の教育とは

 渋谷教育学園の教育は「自調自考」と表現されます。最近では探究という言葉をよく耳にするようになりましたが、渋谷教育学園渋谷中学高等学校では探究という言葉はあまり使わず「自調自考」=「探究」と考えているそうです。全ての授業がアクティブラーニングという訳ではないものの、課外活動や行事などもこなすうちに、6年間かけて生徒にも「自調自考」の精神がしみこんでいくようです。
公立の学校も少しずつそういう方向に変わって欲しいと思いますが、実は学校を変えるには保護者からの声が大きいのだとか。小さな声であっても要望を伝えていくことが大事なのですね。

 

どういう人になって欲しいか

 子育てをする上で、親が「どういう人になって欲しいか」「どうあって欲しいか」という大きなゴールを持っていることが大事だと河口先生。

「今はダメでも最終的にたどり着ければOK」と思うえばいいのですね。

 

保護者の方へのメッセージ

 最後に保護者の方へのメッセージをお聞きしました。
「子どものことを信じる」
「子どもが自分の声をよく聞けるようサポートをする」
「大人も子どもも自分の人生を楽しく生きる」
だとおっしゃいました。
これは、中曽根が伝えていこととも同じ。意気投合していました。

この他にも、「学校はこれからどう変わる?」「探究を重視する中学に入れたいのに、ガチガチの中学受験をするジレンマ」「大学受験と探究」などについてお話をお聞きしましたよ。

 

 

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次回VOL.4は、8月13日(金)20時から、日本初の全寮制国際高校UWC ISAK Japan卒業生で秋からトロント大学に進学する菅拓哉さんをゲストにお迎えします。
VOL.5は、8月27日(金)20時から、一般社団法人シブヤフォント共同代表の磯村歩さんをゲストにお迎えします。
お楽しみに♪

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